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連載 私の雑記帳  (3)つり橋
2007/06/21(Thu)
 北海道十勝で明治時代からの開拓農家に生まれた私は、4人兄弟の二男として自由に育ちました。
 小学校へは、約5キロの道のりを、低学年の頃は歩いて通いました。
 家からすぐのところに、川幅20メートルくらいの浦幌川(うらほろがわ)が流れていました。この川は、十勝川水系の1級河川で、十勝太(とかちぶと)で太平洋に注いでいます。浦幌川は1993年、環境庁の「きれいな川」全国一となりました。
 私は、浦幌川にかかっていたつり橋を渡って学校へ行きました。そのつり橋は、ワイヤーと板張りで作られた簡単な橋で、風が吹くと左右に大きく揺れ、大雨が降ると川の水かさが増して橋板が流されてしまうことが度々ありました。その時は大きく頑丈な橋まで行かなくてはなりません。さらに学校が遠くなりました。
 このつり橋にはもっと嫌なことがありました。つり橋の手前の家に、「ナツ」というなまえの黒茶色でいかつい犬がいました。「ナツ」が、橋の真ん中で私を待ち構えているのです。私は、橋の支柱によじ登って、「ナツ」が渡りすぎるまでじっと静かに待ち続けました。
 私は戌年(いぬどし)生まれなのに、それ以来、犬は大の苦手になりなした。
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